窓と鏡と男と女

皆さんこんにちは、本間です。

多くの経営者の方とお話をさせていただき、皆さま口を揃えて言われることがあります。

「自分は運がいい」と。

パナソニック創業者の松下幸之助氏もそう言われていたようです。経営者にとって大事な要素かもしれませんね。

ところで皆さん、窓と鏡の話をご存じでしょうか。

ビジョナリー・カンパニー2という本にある一説なのですが、

人は、
”うまく行かないことがあったとき、「窓」の外(外部)を見て失敗の原因を探そうとし、うまく行ったときには、「鏡」(自分自身)を見ようとする"

一方で、飛躍的に企業を成長させたリーダーは、
”成功を収めた時は「窓」の外を見て、成功した要因を見つけ出す。結果が悪かったときは「鏡」を見て、自分に責任があると考える”

成功したときはおごらず、失敗したときは謙虚に反省することが大事、ということですね。

もしかしたら謙虚だから運が舞い降りるのかもしれませんね。

さて、それにあやかりたいわけではないのですが、僕はとても運がいいのです。

エピソードを一つ。

あれは留学のため初めてアメリカを訪れた15年ほど前。乗り継ぎのデトロイトでエンジントラブルか何かで足止めされました。

周りの乗客は全て外国人。そこに一人だけ、僕より少し年上と思われる日本人の女性がいました。

不安そうな彼女は僕に話しかけてきました。「日本人ですか?」と。

「はい。」と答え、一応英語の勉強してきたからアナウンスを聞き取り、「大丈夫ですよ。ちょっとしたトラブルみたいですので、すぐに出発しますよ」と伝えました。

「ありがとうございました。」と彼女は戻り、それぞれ飛行機に乗りこみました。

目的のケンタッキーに着いたわけですが、さあ大変です。

怠け者の僕は、宿泊するホテルがどこにあって、どうやって行くかも分からないわけです。日本と違ってタクシーもない!

はい、予想通りの展開ですが、先ほどの女性が話しかけてきてくれました。

「もし良かったらお送りしましょうか」と。

お姉さん夫妻がケンタッキーに住んでおり、遊びに来たとのことです。

そして無事に送り届けてもらいましたという話、です。

ユーモアを大事にする僕ですから、オチのない話はしません。

そう、実はその方こそが、今の奥さん…

ではございません。

失礼しました。匂わせ投稿したこと大いに反省します。

新潟の夜の街で鏡をのぞき込んでる男がいたら、きっと僕です。