名前
皆さんこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。
新潟市内も一気に気温が下がり、雪がちらつき始めました。
今年はホワイトクリスマスが期待できるかもしれませんね。
こんな寒い日は外に出たくない…。というわけではありませんが今日の午前はオンライン相談。
セミナーもオンライン開催が増えました。
自宅にいても仕事ができる。なんていい時代になったんだ―。
前々回のブログで、こんなことを書きました。
"ネットで個人と個人が繋がれる今"
個人と個人が繋がること。もう少し詳しく考えてみました。
僕が初めに入った会社を2年足らずで辞めたことは以前書きました。
退職を告げる時、僕はその時の同僚たちにこんなことを言いました。
「自分の名前」で仕事ができるようになりたいです、と。
そしたらこう言われたことを覚えています。
"そんなことできるわけないだろ"
まあせいぜい頑張れよ。
名もなき若手社員の退職です。会社の温度感はそんなものだったでしょう。
インターネットの発達で、誰とも話さずやり取りができるようになりました。
名前を明かさず、そして、名前も知らない人とのコミュニケーションもできます。
「人と人との距離を遠ざける」
そんな風に思われてた人も多いでしょう。
でも僕は逆に近づくこともあると思うんです。
例えば、あなたがアパレルショップに買い物に行ったとしましょう。
店員さんに聞いてみたら、お目当てのものがなかった。
せっかく来たし、他の物で我慢しようか…。その時店員さんにこう言われました。
「確かにこの服はお客様の欲しいものに近いです。でも本当に欲しかったものを見てから決めたほうがいいと思います。おそらく他店(競合店)には在庫があると思うので、ぜひそちらを見てきてください。」
自分の目的は果たせなかったけど、満足するのではないでしょうか。
「また来てみよう」
そしてあなたは帰り道、スマホを開いてその店のインスタを探してフォローする。
あっ、あの店員さんの個人アカウントもある。凄くいい接客をしてくれたからこっちもフォローしよう!
これがインターネットの発達が生む「個人と個人の繋がり」だと思います。
店や会社はもちろんだけど、そこの店員さん・社員さんにファンが付き、直接繋がることができる。
これからもこの流れは続くんじゃないかと思います。
どうでしょう。
人の入れ替わりが少ない中小企業にこそチャンスがある。そう思いませんか。
(裏を返すと会社側もこれを意識した制度等を作らなければならないのだ)
ありがたいことに、僕を指名してくださるお客さんも増えました。
それでもまだ「名前」で仕事ができているとは到底言えません。
今もまだ名もなき若手です。
でもあの時言った言葉に、少しは近づいていますよ。