原因と結果、問題と課題、そして地方創生

皆さんこんにちは、本間です。

先週の休みに、僕の地元である燕や三条で祭りがあったみたいですね。

3年ぶりに露店も復活して賑わったそうで何よりです。

今は少し離れていますが、地元に活気があると嬉しくなりますね。

射的でおばちゃん撃とうとして、学校に通報されるようなことも今はきっとないことでしょう。

さて、前回のブログで、なぜ今僕がこの仕事をしているかを話しました。

今回は、そこから話を進めましょう。

今僕がこの仕事をしているのは、あくまでも「結果」に過ぎず、そこまでにいくつもの「原因」があった、と言えます。

また、日々僕に寄せられる相談の中で、やはり多いのが「売上が厳しい」です。

同じように、それもまた「結果」に過ぎないと僕は考えています。

これを違う視点でとらえてみます。

「売上が厳しい」は問題でしょうか?

経営者からしたら大問題なのですが…、だからと言ってそれ自体を解決するためにどうしたらいいでしょう。

おそらくそれが分からないから困っているわけですよね。

ということは問題はそこではない、と問題設定が違う可能性を疑うわけです。

「売上が厳しい」はあくまで事実、つまりは「結果」であるわけです。

同様に「空き家が問題だ」と、各地で声が上がっていますよね。

そのためにカフェやコワーキングなど、様々な施策が行われているわけです。

もちろんそういった取り組みは素晴らしいですし、僕も見習わなければならない部分です。

では本当に「空き家」は解決するのでしょうか。おそらく難しいのではないかと僕は思います。

なぜなら「空き家」も「結果」であると思うから。

「問題」は人口減少や過疎、つまり、それを抑制しない限りは「空き家」が生まれる構造は変わらない、すなわちこの問題は解けないのではないかと思っています。

日本の学校教育では、必ずテストや宿題で「問題」が与えられていました。

また、「問題解決」に関する書籍も多くあります。だから問題を解くことが得意な人は多いのではないのでしょうか。

でも日々の生活や仕事の中で、問題が与えられることってあまり多くないと思います。

だから本当に重要なことって、「問題を見つける」力なんじゃないかなと思います。

「事実」から「問題」を見つける→「問題」から「課題」を設定する→「課題」から施策を考える

そして、その「結果」として「売上が向上」「空き家が減少」すると思っています。

手前味噌ではありますが、僕は日々このように考えることを意識しています。

「地方創生」ともう数年前から声高に叫ばれています。

僕もそれを実現したくて、地元でこの仕事をやっている部分もあります。

では「地方創生」って↑の中では何にあたるでしょうか。

課題の側面もあるとは思うのですが、僕はやはり「結果」かなと思います。

中小企業の社長達、そこで働く従業員達、露店のおっちゃん・おばちゃん達、そこに集まる小学生達、そしてそのお父さんお母さん達…

そんな一人一人が、昨日より今日、今日よりも明日と、一歩一歩着実に、希望を持って日々を過ごせること。

そんな世界を実現することが結局は一番の近道なんじゃないかなと思います。

問題ばかり起こしていた小学生も、色々な問題に立ち向かってきた結果として、そのくらいは考えられるようになりました。

「結果」として「地方創生」が実現したら、おそらく僕の仕事も減ることでしょう。(いや、今でもそんなに多くはないけどさ…泣)

でもそれはそれでいいかなぁと思っています。

その時は喜んで金魚すくいのおっちゃんになりますよ。