逆風
皆さまこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。
改めて素晴らしい戦いでしたね、侍ジャパン。
これを機に、野球に興味を持つ人が増えると昭和のおじさんは嬉しいです。
それにしても大谷選手はとてつもないですね。
思い返せば、彼のプロ生活は逆風から始まったんですよね。
プロで二刀流なんて無理だ―。
当初、有識者の半分以上はそう言っていたのではないでしょうか。
そういや僕もサラリーマン時代、将来は独立してやってみたいと口にしたとき、とある経営支援機関の方にこんな風に言われました。
「新潟で独立なんて無理ですよ。誰があなたから経営支援なんて受けるんですか。」
その瞬間にこう思ったことを鮮明に覚えています。
「ああ、これは勝てるな」と。
証券投資の格言に、
「人の行く裏に道あり花の山」というものがあります。
株式市場で利益を得るためには、他人とは逆の行動をとらなくてはならないという意味です。
僕があまのじゃくな性格というのもあるのですが、人が無理だと思えば思うほど、そこに花の山があると直感的に感じたんだと思います。
そして、もう1つ。
その言葉を放った人が、独立している人ではなかったから。
つまり、リングに上がってない人の言葉には何の説得力も感じなかったのです。
「もちろんサラリーマンだからダメ、独立しているから偉い」という話ではありません。
物事の判断を下すためには、自分が当事者にならないといけないと思うのです。
これは今僕が身を持って感じていることです。
来週から新年度が始まりますね。
新しいことにチャレンジする方も多いかもしれません。
医学部に入るんだ!
東京で歌手になるんだ!
新潟で起業するんだ!
「あなたには無理だ」
「お前に出来るはずがない」
もしリングの外からそう聞こえてきたら、大いに喜んでください。
「ああ、これは勝てるな」ってね。
僕もこの1年で自分が上手くいったかどうかは分かりません。
でも、少なくとも必要としてくださる人はいます。
そしてお陰様で新年度も続けていけそうです。
それが僕の答えってことでいいですかね。
リングの外にいるから聞こえないかもしれませんが、一応ここで報告させていただきました。