質と量
皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。
新しい環境にはもう慣れましたでしょうか。
まだまだ何かと疲れますよね。まあ徐々に慣れていきましょう。
さて、皆さんの会社の中には、新入社員さんを迎えられた会社もあるでしょう。
一方で「うちはそんな余裕なくて…」「募集しても応募がなくて…」
と、前年と同じメンバーで新年度を迎えられた会社もあるでしょう。
でも前年と同じ売上では利益が出ない…。
少ないメンバーでより効率的に。
もっと生産性をあげなければならない!みんなで仕事の質を高めよう!
はい、まさに皆さんの会社のことかもしれません。
では仕事の「質」を高めるためには何をしなければならないでしょう。
最先端設備の導入、ITシステムの導入、多能工化…etc。
色々と思いつくことはありますね。
僕が昨年300件もの相談に対応してきたことは、以前書いた通りです。
そこで見えてきたことでもあります。
それはずばり、
仕事の「質」を高めるためには、「量」をこなす必要があるということ。
いやいや、量をこなさないようにするために「質」をあげるんでしょ。
それじゃあ矛盾してるでしょ。
まあおっしゃる通りです。
では、巧みなバットコントロールでメジャーを席巻したイチロー選手。
人一倍練習していたことは有名な話です。
メジャー代表する選手となった大谷選手も、その生活の全てを野球に捧げていると言われています。
つまりは、「質」というのは「量」をこなして初めて生まれるものであると思うのです。
ましてや資源(ヒト・モノ・カネ)に乏しい中小事業者であれば、多額な投資は出来ません。
パソコン1つ買うのも一苦労という事業者さんが多いのも現実です。
でも裏を返せば、資源に乏しくても「量」をこなせば「質」は作れるということです。
いや、むしろそれこそが中小事業者が競合に立ち向かう唯一の手段と言えるのではないでしょうか。(もちろん法律の範囲内でね)
パソコン1つあれば十分に戦えますよ。
事実僕がそうですから。(たまに忘れていくのだが)
僕が多数の相談をこなしたということも、まだまだ駆け出しの身ですから、「質」をあげるためという側面もあります。
このブログもそうですよ。かれこれ2年以上続けています。
「誰が見るかも分からないのに良くやるよなぁ…」
「本当に文章の質はあがってるの…」
というのは、「量」をこなしたものだけが言えることだからね。念のため。