皆さんこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。

すっかり寒くなりました。夜はついに暖房をつけてしまいました。

そしてこの季節になると鼻水が止まらなくなります。

これは風邪なのか鼻炎なのかそれとも…。しばらくはそんな日々が続きます。

尤も、僕は年中体調が良くないので常に薬を持ち歩いています。

そしてネギなどの野菜も採るように心がけています。

「良薬口に苦し」

といったところでしょうか。

以前のブログで、普段温厚(でもないんだけど)な僕が頭にきて、相談中に帰ったことが2回あったと書きました。

実は3回目が発生しました。少し前のことになるのでそろそろ書き記そうと思います。

何度かお伺いしていた会社(A社とします)になりますが、端的に言うと、毎回毎回社長が御託を並べるばかりで何一つ行動しなかったのが原因です。

そして僕は頭にきて放ってしまったのです。

「能書きを垂れるのは利益を出してからにしろ」と。(怒りが蒸し返して厳しい口調になってしまいました。実際はもっと厳しいことを言いました(ハート))

事実なのですが、これだと感情論になりかねないので、その後淡々と問題点を述べました。

そしてそのままその会社を後にしたわけです。

さすがにそのやり方に反省点はありますが…、正直に問題点を言ったことは全く後悔しておりません。

僕の仕事において、社長と意見が合わないことは割とよくあることです。

皆さんもありますよね。

X案が絶対いいのに、お客さんはY案にしたがっている。

こういう場合の立ち振る舞いは結構難しかったりします。

A社の件があった数日後、B社にお伺いしました。

僕は事前に色々な分析をして、その会社が今後どうするべきかを社長に話しました。

そこでもなかなか話がかみ合わない。

さすがに帰りはしませんでしたが、「もうここには来ることないかなぁ」。

帰り道でそう思ったことを覚えています。

先日その社長が、打合せに同席いただいた金融機関さんに来店し、会社の方針を書いた資料を持ってきたそうです。

それが僕のアドバイスを基にしたものに変わっていたとのことです。

社長曰く、あの時は彼(僕のことね)の言っていることが理解できなかったが、

あれから色々考え直してそうすべきだと気づいた、とのことでした―。

もしかしたら、空気を読んで社長に意見を合わせる支援者もいるかもしれません。

社長も自分の言うことを聞くイエスマンの方が気分がいいかもしれません。

でも僕は、本当にその会社のことを考えるからこそ、率直に厳しいことも伝えるようにしています。

毒にも薬にもならないイエスマンよりも、苦いけど良く効く薬でありたい

まあそんな風に思ってるわけです。

もしかしたらA社にもまた呼ばれるかもしれませんね。

その時はもちろん喜んでお伺いしますよ。

そしてまた真剣にどうしたらいいかお話しすると思います。

「ようやく苦い薬の大事さが分かりました」

そんな風に言われるかもしれません。

そしたら僕はこう言うだろう。

「薬に頼ってるうちはダメだ」ってね。