捨てることの難しさ

皆さんこんにちは、本間です。

もうだいぶ暑くなってきましてね。

ちょっと前まで寒かったのにもう夏。ここ数年ちょうどいい季節はないかもしれません。

夏に向けて「衣替え」はもうお済みでしょうか?

これまだ着れるしな… 少し痩せたら入るんだけど…

それでまた来年まで持ち越し。

「捨てる」というのはなかなか難しいですよね。

さて、コロナ禍で事業環境が一変した企業も多いでしょう。

今後の方向性の相談も非常に増えています。

うちの会社はこのままでいいのか?変わらなきゃいけないことは分かっている。

でもどうしたらいいか分からない…

一つの考え方として「選択と集中」があります。

文字通り「やることを選択」し、「それに集中」することです。

実はこれ簡単なようで難しいのです。

というのも、裏を返せば「何かを捨てること」となるからです。

やはり人間の特性なのか、「捨てること」って本当に難しいのではないかと思います。
(気安くポイポイ捨てられる人は、心が無いと言われそうですし…)

昔からの習慣だし… お客様もいるし… その気持ちはよく分かります。

ただ、やはり中小企業にとって「捨てる」ことは大切ですし、それで収益が改善することもあります。

なぜなら中小企業は資源(具体的には、人・モノ・カネなど)が限られているから。

大企業と同じように、とはいかないのです。

例えば、従業員が15人で事業が3つある場合。

1つの事業に5人費やし、それぞれ5人で3事業を行うより、事業を1つに絞り15人を費やす方が良かったりします。

広告やSNSも同じです。

結局色々やるけど全てが中途半端、そして気が付いたら更新が止まってる…。もちろん売上は伸びない。

このような経験がある人も多いのではないでしょうか。

実は商品も同様だったりします。

あらゆる商品を揃えるより、お客さんに支持されてるものに集中する。

これは言ってしまえば経営の原理原則となります。
(誤解なきよう、もちろん新規事業を否定しているわけではありません。新規事業にも原理原則があります)

この「選択と集中」の考え方は、何もこのコロナ禍で始まったわけではないと思ってます。

思い出してみてください?

バブルの時代、多くの会社が色々な投資に手を出しました。

結局、その会社たちはどうなったでしょうか。無くなってしまった会社もあるのではないでしょうか。

そんな中で、あれこれやらず愚直に1つの事業に打ち込んできた会社が残ってたりします。

いつの時代も原則は変わりません。

そういや昔、「俺は選べないから結婚はしない!」と豪語していた友人がいました。

この機会に言わせてもらうが、原因はそこじゃない。