スイッチ

皆さんこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。

さて、子供たちは待ちに待った夏休みですね。

僕の子供の頃は、毎日プール!だったのですが、今は学童に行ったり家で過ごしたりが多いのかな。

そんな中で、うちの子は宿題もせずに遊んでばかり…

そう思っている親御さんは多いのではないでしょうか。

では、どうしたら子供がやる気になるでしょう。

褒める?

ご褒美をあげる?

お金で釣る笑?

きっとある程度の効果はあると思います。

でも、最終的には「自分でスイッチを入れる」こと。

かなと思います。

これは何も子供に限ったことではありません。

職場でミスばかりの新人さんや、伸び悩んでる若手にも言えることだと思います。

では、どうやったらそのスイッチを入れることができるか?

それは、正直分かりません。

でも、それは必ずしも悲しみや苦しみなどの大事である必要はないように思います。

ほんの些細なことが、自分のスイッチを入れるきっかけとなることもあるのです。

そう、あれは今から18年前の2004年、大学3年の春。

大学2年間はバイトもせず遊んでばかりいた僕がいました。

このままではダメだなぁと思いつつも、自堕落な生活を続けていました。

新潟に帰省していたその日も、例によって高校の友人3人と寺泊の海に遊びに行っていたのです。

その帰り道、夕日を背に分水の山道を下っていたら、ラジオからその曲が流れてきました…

「いつの間にか すきま空いた 心が満たされて行く♪」

そう、「あいのり」の主題歌だった「明日への扉」です。

その瞬間、僕ら4人は無言になり笑、家に着くまでほとんど誰もしゃべらなかったことを覚えています。

僕は一体何をやっているのか…

これこそが僕のスイッチでした。

まさに、ダイスケの旅は今大きく動き出そうとしていた―(あいのり風)、だったのです。

東京に戻ってすぐ、アメリカ留学の準備のため英語の参考書を買い、授業にも真面目に出るようになり、さらにはそれまで1冊も読まなかった本も読むようになりました。

それから紆余曲折はありましたが、それなりに頑張ってきて今があります。

長々と昔話をしてしまいましたが、要はやる気のスイッチは親や先輩、上司ではなく、自分で入れなきゃいけないってこと。

もちろんそれを見つけるためのアドバイスはしてあげる必要があります。

三年寝太郎も起きたらなかなかいい仕事をしたと言われています。

誰もがきっとどこかで気づくでしょう。

そんな夏になることを願って、今日はペンを置きます。

今日は我ながらいい事を書いたなぁと感慨に浸りつつ、ニンテンドースイッチの電源を入れます。

もちろんこの指で。