ポジション

皆さんこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。

山沿いはついに雪が降りましたね。新潟市内もみぞれ交じりの雨です。

ここまでくればもう覚悟はできますね。

さて、前回は旗を掲げる重要さについて書きました。

「えっ、これってお客さんを選ぶという意味!?」

そう思われた方もいるかもしれません。

結論から言うと、「はい、その通りです」

「そんな…お客様は神様じゃなかったの…」

まあそんなにがっかりしないでください。

お客さん視点で見てみましょう。

志望校に合格した。今日は好きなだけ豪華なものを食べでやる!
→そんな時、すき家にはたぶん行かないでしょう。

明日は初めてのデートだ。少しでもカッコよくなろう!
→そんな時、1000円カットにはたぶん行かないでしょう。(あえて行ってお金のかからない男だと思わせるのもアリか)

要はそういうこと。

誰に向けた店かが明確である。だからお客さんは「選べる」のです。

だからと言って、「すき家はお客を選んでる!」とはならないですよね。

結局のところ、お客さんは「好きなら行く・好きじゃなければ行かない」だけ。

至ってシンプルなんです。

つまりは、お客さんに好き・嫌い(興味あり・なし)のポジションをとってもらう。

そのためにはこちらのポジションをまず示すこと。

それが必要になってくると思います。

「みんなに来て欲しい」。その気持ちは分かります。

でもそれだと、当たり障りのない店や会社になりませんか。

お客さんは好きも嫌いも判断できなくなっちゃいます。

日本が右肩上がりに成長していた時は、みんなに好かれることが正解だったと思うんですよ。

でも今はたぶん違うんじゃないかと思います。

ネットで個人と個人が繋がれる今。

そして一人一人の価値観・多様性が尊重される今。

本当に好きになってくれる人との関係性の深さ。それこそが大切にすべきことなんだと思います。

だから勇気を出して、まずはこちらの想いを伝えてみませんか。

そういや中学の時に女子がこんなこと言ってたわ。

「思わせぶりな態度が一番相手を困らせるんだよ。」

何度も言うけど、モテなかったわけじゃないからな。