本質を見極める
皆さんこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。
だいぶ過ごしやすい気候になってきましたね。
今週は月金が祝日のため、少しはゆっくりできますでしょうか。
さて最近ですが、小学生の娘がジャニーズにはまっています。
中でもお気に入りは、King&Princeの永瀬廉君です。
全くついていけないおじさんは正直誰が誰だか分からないのですが…、たしかにカッコいいのです。
男子はみんな一度ジャニーズに憧れたことがあるのではないでしょうか。
(僕も昔、ローラースケートを履いていた)
だからと言って、今から僕があのカッコよさを目指しても意味が無いわけです。
そもそもジャニーズの人たちは、僕とは戦うフィールドも武器も違うわけですので。
自分にとって何が本質かを見極める必要があるということです。
あれは1998年、中学三年の夏休み。
僕は地元の燕から高速バスに乗って、新潟駅前の学習塾に通っていました。
昔は成績も良く、県内の高校だったらどこでも入れると少し調子に乗っていました。
その時でした、金髪にサングラスの見るからにガラの悪そうなお兄さんが、バスを邪魔するように歩いていたのです。
なんだチミはと(変なおじさん)。ああいう大人にだけはなりたくない!、正直そんな風に思ったことを覚えています。
でも次の瞬間、意外な光景が目の前に広がりました。
何とそのお兄さんは、目の不自由な方がゆっくり道を渡れるように、わざとバスに合図をしていたのです。
その日僕は塾には行かず、駅前の石丸電気(今は無き)のテレビで夏の甲子園を見ていたことを覚えています。
「見た目より中身」だと、昔から大人や先生たちによく言われてきましたよね。
それは見た目で勝負できない人たちの、半ば負け惜しみのように思ってすらいました。
でも中学三年のあの日出会った光景を20年以上覚えているということは、それが本質だったということでしょう。
企業においても、駅前の一等地の奇麗なオフィスに入り、豊富な福利厚生を用意する。
もちろん働く人や求職者にとってはアピールポイントとなるでしょう。
社長は高級車と立派な社長室。
ある程度は威厳を示すために必要かもしれません。
ただ、それが本質かどうかは考える必要があると思います。
いつも言うように、特に中小企業はリソース(ヒト・モノ・カネなど)が限られています。
どこに目を向ければいいか。
それはたぶん目に見えないところなのではないかと思います。
優良企業のオフィスは意外と地味だったりしますよ。
そんな僕も企業にお邪魔すると、「思ってたより若い先生が来て嬉しいです!」と言われることがあります。
もうお分かりでしょうが、本質を極めるために見た目は不要なのです。
なのでそういうお世辞は…
もっと言ってください。