自動説
皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。
まだ少し寒さは残りますが、だいぶ日が長くなってきましたね。
夜も澄み切った空に星が見えるようになりました。もう春ですね。
そんな星空を見上げてふと思う。昔は太陽や星が地球の周りを回っていると言われていたのかぁ。
なにも年度末で頭がおかしくなったわけでない。(たぶん)
そう15世紀までは、地球が宇宙の中心にあるという「天動説」が信じられていたことは皆さんご存じですよね。
今では、そうではないということは小学生でも分かります。(完全な誤りではないみたいだけど)
でも、もしかしたらまだ信じてる人たちがいるかもしれません…。
「世の中は我が社を中心に回っているのだ」
伝説のコンサルタントである一倉定氏は、経営におけるこのような考えを「天動説」と呼びました。
そして、僕も実際の支援の中で、出くわすことがあります。
きっち無意識のうちに「天動説」に陥っているケースもあると思うんです。
「東京で修業して腕には自信がある。ここにレストランをオープンしよう」
「自社の技術を活かして新商品を作った。これをネットで売ろう」
でもさっぱり売れない。それどころか見つけてももらえない…。
実はこれ”あるある”なんです。
モノに溢れてる時代です。いい商品を作って待ってるだけではお客様は来ません。
ではどうすればいいか。
残念ながらウルトラC的な回答はありませんが、まずは考えを「自動説」に改める必要があります。(「天動説」と対比するため考えた言葉なのだ)
①事業の中心は「お客様」であると認識すること
②そして「自らが動くこと」。しかも徹底的に
①については、これを参考にしてください。(めんどくさがったわけではない笑)
②については、特に「集客」と「販売」に時間を注ぐことがポイントになります。
というか圧倒的にこれが足りてないケースがほとんどです。(そしてここを支援できるコンサルも少ない。誰か助けてくれ)
具体的に何をするかは、事業内容やターゲットによって異なりますので、自社にあった行動計画を立てるとよいでしょう。
そして何より「時間を投下する」こと。
新商品にネットショップ。
片手間で成功するほど甘くはありません。(これもLINEスタンプとして販売したいくらい)
あとよくある売れないパターンは「目標がない」こと。
月1個売れればいいのか、100個売りたいのかで行動は変わりますよね。
幸い(?)多数の事例が僕の元に届きますので(これは皮肉というやつだ)、僕としてはこれを体系化して支援に活かしていきたいと考えています。
「それでも地球は動く」と最後まで言い続けていたガリレオの気持ちですか。
分かるような分からないような。
何でかって?
それは僕が自ら動けるから。
そして今日も「それでも社長が動け」とでも言いに行くさ。