指針

皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。

震災から1か月が経ちました。

まだ時折揺れることもあり、まだまだ気が休まらない日が続きますね…。

事業者の皆さんも、コロナ融資の返済が本格化し、なかなか先が見えず苦しい状況かもしれません。

1月の話となりますが、新潟商工会議所さんで「経営計画セミナー」をさせていただきました。

職員さんと相談してテーマは決めたのですが、

僕としては、先の見えないこんな時こそ「原点回帰」という意味を込めてみました。

そしたら…なんと1日ちょっとで満席。別日に予定していた相談会も枠を増設しての対応となりました。

ようやく…ようやく俺も花開いてきた(涙)、これで晴れて東京に…

ということではなく、原点回帰の大切さをご理解いただけてたこと、それが非常に嬉しかったです。
(東京進出も諦めてないからな)

正直、流行りのテーマの方がウケがいいんですよ。

「魅せるインスタ投稿のコツ」や「AIによる業務効率化で差をつけよう」とか。

もちろんそれは大事ですよ。

でもね、でもね、何度でも声を大にして言います。

ベースとなる「指針」がなければ、それが花開くことはないと思うんです。

今回のセミナーでも、理念やビジョンと言った「指針」にまつわる話をしました。

正直そこはあまりウケ良くなかったかな…と思ったり。

でも、今回僕はどうしてもこれを話さねばならぬと思ったのです。

そもそも皆さんの会社には、理念やビジョンと言った「指針」はありますか?

特に無いかな…という方、あるけど何だかなぁ…という方、これだけは聞いていただきたい。

今回の地震が起きた時、皆さんとっさに心配したと思うんです。

家族は無事だろうか

そしてその後で、こう思ったと思います。

実家や会社のある地域は無事だろうか…

うちのお客さんは無事だろうか…

うちの会社の従業員は無事だろうか…

あるじゃないですか。まさにそれこそが「指針」だと思うんです。

カッコいい言葉や横文字を使う必要はありません。

「家族」がいて「地域」「顧客」「従業員」

自社に携わる人たちへの態度を示すことで十分だと思うんです。

僕の事業も3年目に入りました。いい機会かなと思い「ミッション」をリニューアルしてみました。

お客さまと地域のより豊かな未来を共にひらくパートナーとなる

予定も見込みもないけど、今後僕の事業が大きくなっていくかもしれない。

それが大手事務所の目に留まり、東京でメジャーデビューするかもしれない。

先が見えない未来は今後も続きますよ。

それでもやはり、この「指針」は大切にしていきたいと思ってます。