夏歌
皆さんこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。
あれよあれよという間に8月です。
僕はこの時期に遠出するのが結構好きだったりします。
上越までの2時間半、いくつもの夏の名曲を口ずさめますからね。
さて、今日はやはり、世間を賑わせているあの件について語らないといけません。
そう、
「真夏のシンデレラ」
は、自由に見ていただくとして笑
某大手中古車販売会社の件です。
詳しくはニュース等を見ていただければと思いますし、色々な有識者がコメントしています。
今更、名もなき中小企業診断士が物申しても仕方ないのですが、ここには企業経営において大事なことがいくつもあると思ってます。
まず、何で今回のようなことが起こったか。
もちろん理由は1つではありませんが、
大きな理由として「お客様」という視点が抜け落ちてしまったからだと思います。
企業に売上をもたらすのはお客様です。
ですので経営においては「お客様第一」が原理原則であると思ってます。
でもいつしか従業員の視点は外部から内部へ。
上司に怒られるから、役員が見に来るから…
そうやって本来の「お客様」が目に入らなくなってしまったのだと思います。
新たな"お客様"となってしまった上司に課せられた目標にとらわれるあまり、故意に傷をつける。
"お客様"が視察に来るから街路樹を枯れさせる。そして"お客様"に生殺与奪権までもコントロールされてしまう。
事業というものは、使命がなくてはなりません。
世のため、そして人のために何を成すか。
きっとそんな使命はとうの昔に忘れ去られ、売上の追求に走ってしまったのだと思います。
今回のこの会社のケースはとても極端なケースだとは思いますが、皆さんの会社でも似たようなことが起こっていないか、今一度確認してみてもいいかもしれません。
皆さんの会社のお客様の顔、全社員が思い浮かべることができますか?
皆さんの会社の理念やミッション、全社員が語れますか?
そして毎日毎日、数字ばかりを追いかけていませんか?
結局は原理原則に基づく会社のみが生き残る。
今までも、そしてこれからも。
僕がこれからの時間をかけて、それを証明していこうと思います。
あるお客さんからこんな質問を受けました。
今その某大手中古車販売会社を支援するなら、何をしますか?
んー僕は中小事業者が専門だしなー
いや、そもそもそんな依頼はあるわけないのだが、言いたいことはある。
君を自転車の後ろに乗せて ゆっくり下った夏色の帰り道
空に消えてった打ち上げ花火 君と一緒に見た夏祭り
そして、
大人ぶった下手な笑顔じゃ 心隠せないと感じた 夏の夜の街
iPhoneもYouTubeもなかったあの時代、カーステレオから流れてきたそんなメロディーを、
誰かと一緒に、もしくは一人で聴いていた夏の日を今でも鮮明に覚えている。
そんなオジサンたちの顔を、ぜひ思い浮かべていただきたい。