何のため
皆さまこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。
外もだいぶ暖かくなり、花粉の季節となりましたね。
このブログを書く僕の目もかすんでいます。(それはたぶん別の理由)
さて、先週の土曜日は3月11日。震災から12年経ちました。
辛い経験をされた方も多いと思いますし、人生観が変わった人もいるでしょう。
思い返せばこの僕も、あの震災でそれまでの日常に疑問を抱くようになった一人かもしれません。
震災後の週末をはさんだ月曜日。
何事もなかったかのように上司からメールの山。
そして数日後にはガラガラの電車で出社。
もちろん会社には会社の理屈があることは心得ていたつもりです。
それでも、自分は一体何のためにここまで頑張っているのかと―。
アメリカに住んでいた時、アメリカ女子にこう言われたことがあります。
日本人は「work to live」じゃなくて、
「live to work」だよね(働くために生きてるみたいだね~)、と。
当時の僕には言い返す言葉はありませんでした。
その昔、24時間戦えますかと、ハードワークが日本の象徴だった時代がありました。
それが経済大国を作ったのは紛れもない事実です。
でも、それが閉塞感を生み出したのも事実でしょう。
今期は売上○○万を目指します!社員一同必死に頑張ってください!
目標を立ててそれに向かって頑張ることは素晴らしいことです。
でも、その目指す売上○○万、
それに向かって24時間戦うこと、
それはいったい何のため。
それはいったい誰のため。
それを見失うと、毎日が苦しくなるかもしれません。
起業したのは、どうしても実現したい夢があったから。
この会社に入ったのは、社会に貢献できる仕事をしたかったから。
この人と結婚したのは、ずっと一緒にいたいと思ったから。(それは知らんけど)
ほら、皆さんにもそんな時代があったじゃないですか。
僕も今、志だけは高く日々を過ごしています。
それでも日常の忙しさに追われたり、目先の売上に執着する時があるかもしれません。
そんな時は、目を閉じて独立した時のことを思い出そうと思います。
理不尽なルールやつまらない常識に縛られるのが嫌で、教師たちに牙を剥いていたあの日々を。
おっと、少し戻りすぎ。それは中学3年の時だ。
でも、もしかしたら今も何も変わってないかもね。