上京物語
皆さんこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。
この3連休ですが、見事に風邪をひいてしまいました。
寒くなってきたにも関わらず、衣替えをしなかったことが原因と思われます。
でもまだしません(笑)
さて、9月は他県のお仕事もさせていただいたりしました。
今後ももしかしたら東京はじめ色々な地域での活動が増えるかもしれません。
そのように精力的に活動させていただいてるせいか、最近3人くらいに言われました。
「もしかして東京に行っちゃうんですか?」と。
答えはもちろん「No」です。
この書籍も東京進出への足掛かりではないことを断っておきます。(しれっと宣伝した)
オンライン化で場所を選ばず仕事ができるようになったとはいえ、大きな仕事は未だ「東京」のイメージが強いかもしれません。
僕も18歳で東京に憧れて上京した1人、東京に憧れる人の気持ちも良く分かります。
シャ乱Qの「上京物語」を聞きながら上越新幹線に揺られ、新潟から東京(実は神奈川)に出てきたことが昨日のように思い出されます。
辛い時はマッキーの「遠く遠く」を聞きながら頑張ってきたわけだ。
きっと僕の友人たちも同じ気持ちで東京に出てきて頑張っていたに違いない。
(みんな漏れなく木綿のハンカチーフ状態になっていましたが笑)
有名レストランで修業し、念願叶って地元新潟で飲食店を開く。
でも売上がなかなか増えない…
ここの人たちには俺の味は分からないんだ!やっぱり俺は東京に行く!
そうすれば必ず認められる!そして大きな売上があげられるんだ!
実はこれ、結構ありがちなケースなんです。
マーケットが大きい分、大きな売上をあげられる可能性は高いでしょう。
では、
100億円と大きな市場であげる売上「100万」
と
1000万の市場であげる売上「100万」
があるとします。
同じ100万ですが、どちらが経営的に安定するでしょうか?
それは「1000万の市場であげる売上100万」だと言われています。
僕はお客様に「シェア」を大事にしてください、と良くお伝えします。
地方の中小企業は、まずその地域でNo.1シェアを目指す。
大きな市場への進出は、その後にする。
これが定石です。
この順番を間違えて失敗するケースが本当によくあるんです。
以前のブログで紹介した、僕の尊敬するダウンタウンの松ちゃんは自身の書籍で、
「大阪の芸人は二度売れなアカン」と言っています。(大阪で売れてから東京で売れるということね)
今こそこの言葉を肝に銘じて、足元を固める時期かもしれませんね。
とはいえ、僕もかつては東京での成功を夢見た男です。
もちろん今は新潟のために頑張っておりますが、未練が全くないと言ったら嘘になるかもしれません。
書類選考で落とされたことも何度もありますよ。
チャンスがあったら、その忘れ物を取りに帰ろうかな。
待ってろジュノンボーイ。