間違うこと
皆さまこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。
あっという間の3月です。だいぶ春らしくなってきましたね。
先日、うちの子供が少しすねていました。
テストで間違ってしまい、100点を取れなかったからだとのこと。
お子さんのいる方なら経験したことある人も多いでしょう。
この時どう声をかけるのがいいのでしょう。
僕は迷わず、「これでもう同じとこで間違わないよ。良かったね」と。
思えば、僕たち昭和の小学生は常に点数をつけられ、それで順位を決められてきました。
その結果、教室が間違うことは悪いみたいな空気になり、みんな間違いを恐れて消極的になっていく―。
そしてかつての僕のような、みんなの前で手をあげられない少年少女が増えていく―。
そもそもテストをする目的って何でしょうか。100点を取ることでしょうか。
いや、違いますよね。
「分かってることと分かってないことを明確にすること」
そして「分かってないことを覚える」ことなんじゃないかと思います。
でもいつからでしょう、
「100点を取ること」「間違わないこと」が目的のようになったのは。
皆さんの会社はどうでしょうか。
「ミスをしないこと」が仕事の目的になってたりしませんか。(もちろん同じミスを繰り返してはいけませんよ)
ミスをして怒られる。
それで社員が消極的になる―。
そして社長は「うちの社員には自発性がない」と―。
会社は100点を取る場所ではないと思ってます。
いや、そもそも「正解・不正解」なんてないわけで。
何のために皆さんの会社は存在し、その仕事をやっているか。
それさえ見失わなければ、大いに間違ってもいいと思いますよ。
私事となりますが、僕のビジョンの一つに、
「完全燃焼できる場所をつくる」ことがあります。
小学校時代、手を上げることもできなかった大人たちが積極的に活動する。
いつかそんな場所が実現できたらいいなと思い、今日もお客さんの事業計画に目を通します。
もちろん間違いなんてありませんよ。
そういやちょっと前に行ったカラオケで、我先にと手をあげて熱唱した「ドライフラワー」
出てきた点数は88点。
思わず頭にきて、少しすねました。
そんな不器用なとこ、
多分今も 嫌いじゃないの。