GIGO

皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。

何かと慌ただしくて、五月病になる前に五月が終わりますね。

まあそれはそれでいいとするか。

さて、皆さんの中でも生成AIを活用する方も多いと思います。

なんなら生成AIなしでは仕事が成り立たない人も多いでしょう。(早く俺の仕事を代替してほしい)

一方でこんな意見もよく耳にします。

「AIに聞いてみたけど、全然いい答えが返ってこなくてさー」

結局自分で考えたんだよー、というくだり。

新たな技術だから、ということを除いても、こういうケースには明確な理由があります。

万代橋の上から大声で言いたいくらいですが、その理由は、

インプットが具体的でないから

英語で「Garbage in, Garbage out(GIGO)」という言葉があります。日本語にすると「ゴミを入れたらゴミしか出てこない」という意味です。

これは、コンピュータやデータ処理の分野で、質の悪い入力データから質の悪い出力結果しか得られないこと、を表す言葉となります。

そう、どんなにAIが優れていても、指示が抽象的だと抽象的な答えしか返ってこないということです。(ゴミと言わなかったのは俺の優しさだ)

で、AIに聞いた後で僕に質問が来るわけです。

でも結局同じことになるわけ。抽象的な回答しかできない。

それで、なんだ経営コンサルって使えないなぁーとなるわけです。

僕もかつては血気盛んでしたから、よく言ってましたよ、

「悪いのはAIでも経営コンサルでもなく、あなたのあた〇」だと。

あっ、ごめん最近も言ったわ。

我々も最大限にお客さまのお役に立ちたいと思っています。

ただ、そのためには具体的なインプットをもとに議論・検討しなければならないのです。

「とりあえず売上があがる策を教えてよ~」では、いい仕事ができないわけです。
(裏を返せば、具体的なインプットを与えて抽象的な答えが返ってきたらそのコンサルはよくない。でもそういうコンサルもいる)

僕のお客さまには、普段から自身の思考や行動を具体化することを意識していただいています。

もちろん数値目標も具体的に決めます。そして日々振り返り、さらに具体的な行動につなげていく。

それだけで、"使えない"AIに"適当に"質問を投げかけるよりも経営はうまくいくんじゃないかなと思っています。

そう、多少コンサルが適当でもね。