20%
皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。
早いものでもう春のお彼岸です。今年も約20%が過ぎたということですね…
先日僕のお客さんが、こんなことを話されてました。
「なかなか大変なお客様が多くて…対応に苦慮しているんですよね…」
ふむふむ。まあ商売だから仕方ない。
で、顧客リストを見せてもらう。
売上上位10名のお客様を見てみる。「あら、いい人たちばかりね」
その次の10名を見てみる。「あらまあ、この方たちもみんないいお客様」
よくよく聞いてみると、その対応に苦慮しているお客様達は、来店頻度も少なく購買額も少ない。
でもその印象から、どうも心に残ってしまうとのこと。
そこで頭に浮かんだこと。ユダヤの教えにこんな話があります。
「10人の人がいるとしたら、そのうちの1人はどんなことがあってもあなたを批判する。あなたを嫌ってくるし、こちらもその人のことを好きになれない。そして10人のうちの2人は、互いに全てを受け入れ合える親友になれる。残りの7人は、どちらでもない人々だ」
1対2対7の法則と言われています。(出典:行動最適化大全)
この教えから言いたいこと。
自分のことが嫌い、もしくは関心の無いお客様のことに思いを巡らせるより、
自分を好きでいてくれる大事なお客様に目を向けましょう。
ということ。
これってビジネスの世界では真理で、顧客以外にも当てはまるんです。(パレートの法則のほうが分かりやすいですね)
例えば商品。
20%の主力商品だけで売上の80%をあげている。結構よくあることなんです。
なのに売れてない80%の商品を頑張って売ろうとしていませんか―。
僕は深く関与させていただいてるお客様は、「顧客」「商品」を分析するようにしています。
それだけで本当に色々なことが見えてきます。
営業強化すべき顧客は誰か。特別受注会のDMを誰に送ろうか。
注力すべき商品、廃止すべき商品はどれか。どの商品の在庫を切らしてはいけないか。
ですので、新年度から何か分析を始めたい!(そんな奴いるんか)という方がいましたら、ぜひ「顧客」「商品」の分析をお勧めします。
(ちなみに、そこにトレンドと粗利が入ってくれば言うことありません。)
僕はいつもこのブログで「商売はシンプル」とお伝えしています。
今日の話も、そうだと思うんです。
自分を好きでいてくれるお客様を大事にしましょう。ただそれだけです。
お陰様で僕もご支援数が増えてきました。もちろん色々なお客様がいます。
あっ、気付きました?
今まさにこのブログをお読みいただいてる皆さん。
そうです、皆さんも20%の僕の大事なお客様だと思っています。
そんな大切な皆さんだからこそ、心を込めて言わせていただく。
「他にやることあるやろ」