領域
皆さまこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。
いや~感動しました、侍ジャパン。
今日のブログの更新が遅れたのは、準決勝に夢中だったからです。
何で野球やサッカーなどのスポーツは、人々をこんなに熱くさせるんでしょう。
選手たちは、もちろん仕事である「野球」に打ち込みます。
でも野球球団が、単に「野球」を事業領域と捉えていたら、こんな感動は生まれなかったと思います。
皆さんの会社の事業領域は何ですか。
ラーメン屋です。上手いラーメンを提供します。
アパレルショップです。オシャレな服を提供します。
整体院です。誰にも負けない技術を提供します。
はたしてこれは正しいでしょうか。
それでは別の聞き方をします。
そのラーメン、その服、その技術を通して、「お客様に届けたいもの」は何ですか。
昔のアメリカの論文に、アメリカの鉄道業界が衰退した例が書かれています。
1960年代のアメリカ、飛行機や自動車の台頭で、鉄道を利用する人はどんどん減少していきました。
それでも鉄道会社は、自らの事業領域は「鉄道」であることにこだわり続けていました。
戦うべき事業領域は「輸送」であるのに―。
そう捉えられなかったから衰退したと言われています。
ではこの2023年も、鉄道会社の事業領域は「輸送」のままでいいでしょうか。
鉄道も車も飛行機も同じです。
一番のライバルはなんでしょう。
そう、「Zoom」なんです。
ここでもう一度聞きます。
皆さんの会社の事業領域は何ですか。
変化の激しい時代です、それを見誤らないようにしなければいけませんね。
僕も独立して1年経ったので、自分の事業領域を改めて考えてみました。
もちろん支援としては、経営改善やウェブ活用が多くなります。
でも、それを通して一番必要としていただいてるもの、
それって「安心」なのかなと思いました。
今日の安心とより良い明日をつくる。
そうミッションを再定義して、新年度に臨みたいと思います。
でも10対0で勝つ安心を届けるタイプじゃないかな。
9回裏ノーアウト満塁、それでも必ず抑えてくれる存在―。
その方が語り継がれると、江夏が教えてくれたからね。
やっぱり野球は最高のエンターテイメントだ。