見るべきもの
皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。
あっという間に過ぎ去る慌ただしい12月です。
またここに来て相談数も増えてきたような気がします。
思い返せば、今年も数多くのご依頼に対応させていただきました。
もちろんまだまだ若輩者ではありますが、だんだん分かってくることもあります。
それは何かというと勘所。会社や財務資料の見るべきポイントが見えてきたりします。(すまんがこれは企業秘密ね)
と、これは僕が経営改善を主にやっているからであって、皆さんの仕事においてもその勘所ってあると思うんです。
ラーメン屋さんなら、美味しいラーメンを作るポイント。
塾の先生なら、生徒の点数をあげるポイントややる気にさせるポイント。
車屋さんなら、いい車を仕入れるポイント。
その目的を達成するために優先的に対応するポイント。
それを抑えているのがその道のプロ。とでも表現できるでしょうか。
でもどんな仕事をするにしても、必ず見なければいけないものがあるんです。
お客様の商品開発会議の中で、こんな一幕がありました。
「競合のA社が、セット販売を始めた。うちも始めなければならないのではないか。」
「別のB社は、少し機能を落とした製品を、うちより安い価格で販売し始めた。うちの商品も安くしなければならないのではないか。」
白熱する議論の中、様々な意見が出てきました。素晴らしいです。
競合分析に商品戦略や価格戦略などのマーケティング。商品開発における肝ですよね。
もちろん大事ではあります。
でもついつい自分たちの商品のことや、競合他社のことばかりに目が行ったりしませんか。
ではここで僕からの質問です。
「あなたの会社に売上をもたらすのは誰でしょうか」
全てのビジネスパーソンが見なければならないもの。
そう、それはお客様です。
セット販売は本当にお客様が求めていることですか?
B社より品質に自信を持っているんですよね。ではそれより安い価格にしたらお客様はどう思いますか?
迷ったら「あなたのお客様がどう思うか」。
それを判断基準とすれば間違いはないと思うんです。
そのためにはお客様のことを知らなければいけません。
それで前回の「会いに行くこと」に繋がるわけです。
と僕も色々考えてはいるわけですが、もっと皆さんに読んでいただくための努力をしなければなりません。
やっぱり来年はYouTubeも始めないとダメかな。
ひたすら悪口を言うチャンネル。
うむ、意外と需要がありそうだ。