生殺与奪

皆さんこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。

あっと言う間に今年も終わりますね。

年内は僕のブログも今回含めあと2回となりました。我ながらよく続いてきたと思います。

さて、12月は僕の決算月となります。

1年の総括や反省もそろそろしなければなりません。そこで簡単に振り返ってみました。

今年1年で、50社以上の会社の相談に乗らせていただくことができました。

その中にはこのブログを見ていただいている方も何名かいるかもしれません。(いや、いてくれ)

誠にありがとうございました。

もちろん常にお役に立とうと精一杯努力しましたが、一筋縄ではいかないケースもありました。

中でも普段温厚な僕が怒ってしまったことが2回ありました。

今日はそのことを書こうと思います。

経営が上手くいかないこと、自分の思い通りにいかないことは前提だと思うんですよ。

これは経営に限らず、人生において自分がコントロールできることなんてごく一部です。

そんな中で「全てを外部要因のせいにされた」ことで僕は怒ってしまいました。

コロナが悪い、親会社が悪い、社会が悪い、政治が悪い…

それを言い始めたらキリがありません。

その中で自社が何をするかに目を向けるべきだと思うのです。

「生殺与奪の権を他人に握らせるな」

鬼滅の刃の柱・富岡さんのセリフです。

今まさに中小企業が直面している現状なんじゃないかなと思います。

外部環境が良くなればそりゃみんな良くなりますよ。

でも朝起きたらバブルになっていた…なんてことはないですよね。

収束しないコロナ、資源の高騰、そして不安定な世界情勢と来年も続くことでしょう。

そんな時代だからこそ、

「自社が何をするか」「次の1歩をどこに踏み出すか」

今一度自分の足元に目を向けてみるのもいいかもしれません。

ちなみに怒ったからといって、帰ったわけでも関係が悪くなったわけでもありませんよ。

むしろ感謝の言葉を頂戴したくらいです。

僕も性格上、怒ることは苦手ですし、むやみやたらに怒ることはしません。

世の中の風潮としても、ガミガミするおじさんは悪者かもしれません。

でも僕は、その会社にとって何をすべきかを必死に考え、そして伝えることにしています。

その結果厳しいことを言うこともあるでしょう。

それで状況が良くなるのであれば、来年も喜んで悪者になりますよ。