感情
皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。
あっと言う間の4月ですね。
新たな環境だったり、新たなメンバーだったりと、様々な変化がある方も多いかもしれません。
新しい上司はどんな人だろう…。やっぱり気になりますよね。
新入社員のあなたは、上司にコピーを頼まれたとします。
上司A:「これ明日までに30部コピーしておいて」とぶっきら棒に言われる。
上司B:「ゴメン、今日も早く帰ってもらいたいんだけど、急に明日の朝一で会議になっちゃって。悪いんだけど30部コピーお願いしてもいいかな?」と依頼される。
どちらも結論(頼まれたこと)は同じです。
では、どちらの上司の仕事を進んでやろうと思いますか?
もちろん上司Bですよね。(M気質の人はAの方がいいかもだけど)
言われてみれば当たり前のことですが、なぜこう感じるか。
それは「人間には感情がある」から。
おそらく皆さん頭では分かっているんですよ。
上司の言うことは聞かなければいけない…。でも…。
そうなんです。最終的に皆さんの行動を駆り立てるのは紛れもない感情なのです。
今は分かりやすい例を出しましたが、商談でも一緒です。
この会社の営業マンXの言うことは真っ当だ。よく調べられている。でもなんか鼻につくんだよね…。
それに比べこっちの会社のYはだらしないし抜けている。でもなんか話しやすいんだよな。
世の中の大きな仕事が「感情」で決まってしまうこと、よくあるんですよ。
だからと言って論理が不要なわけではありません。(ここを勘違いして思いつきだけで話す人もいるから注意ね)
僕は経営支援にあたってデータと論理を重視します。それも結構細かく見ます。
でもそれだけで意思決定は求めません。
なぜなら経営は論理で割り切れることばかりではないから。
この取引先の商品、最近競合が似たものを出してどんどんシェアが落ちている。
さすがにこのまま取引続けてたらまずいよね…。
でも、この会社って先代の頃からお世話になっていて、創業の時に援助もしてくれたんだよね―。
感情が入ることで、「正しい」判断ができるか、それとも「誤った」判断となるか。
それは誰にも分かりません。
ただ言えることは、意思決定には必ず感情が入るということ。
それが分かってるか分かってないかで結果は変わるような気がします。
以前、同じものを売っているのに売れる営業マンと売れない営業マンがいる、という話をしました。
それはまさしく感情を汲み取れるかどうか、かもしれませんね。
ということで、僕も論理一辺倒ではなく、今後も感情を大切にした支援をしていければと思います。
驕らず、そして上から目線にならず。
どんなに売れてもそこだけは気を付けていきたいと思います。(まずは売れたいのよ)
それでも、お客様に行動してもらわなければなりません。
目黒蓮君のアドバイスだったら素直に聞くのに~。
そう思われるご婦人もいるかもしれませんね。
言っておくが、こっちも浜辺美波にならもっと優しく言うからな。