思い描く世界
皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。
晴れたり雨だったり、外はまだまだ落ち着かない様子です。
季節の変わり目は、頭痛持ちのオジサンにとってしんどい時期なのである。
最近立て続けに、創業希望の方から相談がありました。
念願叶っての独立です。
融資を受けてどんどんプロモーションして、順調に事業を伸ばす。
そんな闘志がみなぎる方が多くて、オジサンもとても前向きな気持ちになれます。
「これはいいプランですね。応援します!」
僕も脱サラした一人です。もちろん応援したい気持ちは山々です。。
ですが、手放しで応援することはあまりありません。
それは、その苦しさを誰よりも分かっているから、という側面もありますが、僕は別の見方をします。
「あなたの思い描く世界を実現する最適な方法が創業なら」
僕は背中を押すようにしています。
厳しいようですが、中には
"今の仕事が嫌だから"
"儲かりそうだから"
"好きなことをして生きていきたい"
という想いもあります。
もちろん様々な価値観があってよいのですが、
「お金だけ」や「自分だけ」の理由では、なかなか上手くいかないのが現実です。
何より創業というのは、手段であって目的ではないのです。
と、今日は創業者へのメッセージ、と見せかけて現役社長へのメッセージでもあります。
特に先代の事業を引き継いだ2代目、3代目の社長へ。
「借入金を返すためだけに事業をしていませんか」
いや、分かるんですよ。キャッシュがないと回りませんから。
でもさ、でもね、それってとてもしんどくないですか。
その技術、その商品、そして、その仲間と。
思い描く世界を、今一度見つめてみてはいかがでしょうか。
そんな経営者が増えれば、創業が増えずともこの国は強くなっていく。
そんなことを思い描く僕は、まだまだ青臭いのだろうか。