前年比
皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。
あれは確か中学1年の時だったと思います。
「みなさんのライバルは誰ですか?」
何の授業かは忘れましたが、そう聞かれたことがありました。
周りの同級生たちは、
「ゲームが上手な〇〇くんです」
「大会でこの前負けた隣の中学の〇〇さんです」
普通はそう答えますよね。
そんな中、僕はこう答えたのを覚えています。
「昨日の自分です」
営業会議でよくある一コマです。
”1月の売上は前年比で伸びています。”
要因は何ですか?
質問するとこう返ってくる。
”昨年は震災の影響で客数が伸びなかったからです。今年は平常に戻りました。”
「前年比」
それを1つの指標としてる会社も確かに多いでしょう。
ただ、その比較に意味はあるでしょうか…?
何も考えずに使っててもあまり意味はない、僕はそう思います。
なぜかというと、
「外部環境は変わるから」
先ほど例にあげた震災や数年前のコロナ。
助成金やクーポン券とかも年によってあったりなかったりします。
コロナ真っ只中の月と比べて、今月はプラスになりました!
こう書けば違和感があるのはお分かりだと思うのですが、意外とこれで喜んでいる人が多いのも現実なのです。
裏を返せば、そういった外部環境の変化、さらには競合状況なども考慮したうえでの前年比であれば意味はあると思います。
ですが、僕は使いません。(参考にはしますよ)
僕のお客さまは漏れなく別の指標で予実管理をしていただいております。(違う人がいたら次行った時に教えてね❤)
ある意味、外部環境を言い訳にできないわけですから厳しいですよね。
達成するためにどうすればいいか?
そうですね。
それはやはり、
「昨日の自分に勝つこと」ですかね。