いいひと

皆さまこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。

新年度に入って、何かとお金がかかる方も多いかもしれません。

僕もたまに残高不足で金融機関から連絡が来たりします。気を付けなければいけませんね。

逆に料金の支払いを少し待ってもらえませんか、と言われたこともあります。

その時はもちろんお待ちしました。(資金繰り何とかセーフ)

自社の営業員たちが営業から帰ってくる。

代金は次回もらってきます。

今日も注文いただいたので、配送料はマケときました。

新商品が出たそうなので、買ってきました。

売りに行ったはずなのに何で買ってくるんだ…

どこまでうちの営業員たちはお人好しなんだ…

新潟の県民性でしょうか、そんな会社、実は多かったりします。

僕の祖父母は、小さな研磨業を営んでいました。

職人肌で腕は確かだったようですが、商売は上手だったかどうかは分かりません。

「人がいい」ことが裏目に出て、もしかしたら無理な注文を受けたこともあったかもしれません。

科学的な経営管理をしていたら、もっと拡大していた可能性もあります。

それでも最後までやり切り、後悔はなかったんじゃないでしょうか。

だって当時のお取引先の方たちが、まだ遊びに来たりしてますからね。

会社経営には、「科学性」「社会性」「人間性」が必要であると言われています。

80年代以降は、欧米式の経営手法が持ち込まれ、「科学性」を重視する会社が増えました。

己の利潤のみ追求し、勝者のいないマネーゲームが繰り広げられた時代もありました。

でも、そういった会社はもう残ってないのではないでしょうか。

いつも言いますが、売上や利益はあくまで結果であると思ってます。

世のため(社会性)そして人のため(人間性)に存在する価値観が無いと、やはり継続するのは難しいと思ってます。

「パーパス経営」が注目されているよう、今後ますます重要になってくるでしょう。

我が社の社員はお人好しばかり…

それって何事にも代えられない強みかもしれませんよ。

もしかしたら僕もお人好しの部類かもしれません。

それが原因で損することがあっても、それでいいかなぁと思ってます。

世のため人のため、その信念を大切に。

そしたら絶対に、どうでもいい人にはならないからね。