帽子の裏のメッセージ
皆さんこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。
ワールドカップ、盛り上がってきましたね。
決勝トーナメントに勝ち上がってもらいたいと、皆さん心地いい寝不足におそわれてることでしょう。
さて、今日はサッカーではなく野球の話です。
僕も少しだけ野球をやっていましたが、野球部の少年たちは帽子の裏に、各々が好きな言葉や目標を書いたりします。
少年野球で一番多かったのは「全国制覇」かな。まあ定番ですよね。
でも1人だけ「まず1勝」と書いていた者がいました。
案の定、チームメイトからはいじられるわけです。
なんだその小さな目標は。全国に行きたくないのか。と。
最近、セミナーや日々の支援の中で「経営理念」の話をすることがよくあります。
皆さんの会社にもあるでしょうか。(ぜひあっていただきたい)
実際に様々な会社の経営理念を目にする中で、どうしても気になってしまうこと。
それは、あまりに高尚すぎて実態が伴わないものとなってないか…ということ。
もちろん「理念」ですので、正解・不正解の話ではありません。
ただ、理念は従業員含め会社全体に浸透させてこそ意味のあるものだと思ってます。
ですので、あまりに高尚すぎて誰も実践できないはおろか、誰も覚えてすらない、という状況ではやはり結果は出ないと思うのです。
であれば、もっと身近で分かりやすい言葉とするほうがいいのかなと思います。
「地域」や「社会」にとってどういう存在でありたいか、そして「人」としてどう生きるか。のように。
ここで野球チームの話に戻ります。
このチームは地域でもそんなに強くはなかったわけです。
今思えばそんなチームが「全国制覇」を掲げても、果たして現実味があったかどうか。
お飾りの目標であれば、現実的な「まず1勝」のほうが分かりやすかったのかなと思ったりします。
そして、チームにその目標を「浸透」させること。
「全国制覇」と「まず1勝」では、練習方法や考え方も変わってきます。
たかが帽子の裏かもしれませんが、チームスポーツはやはりチームワークが重要ですからね。
会社も同じだと思っています。
みんなが同じ方向を向かないといい結果は出ませんよね。
業績のいい会社には例外なく理念はあります。そしてそれが浸透しています。
もうすぐ今年も終わります。来年から心機一転と。
会社はいつからでも変われますよ。
せっかくなので今日も謎かけを。
「頑張れ野球少年たち」
とかけまして、
「頑張れ僕」
と解きます。
その心は…
毎日「はっきゅう」を必死に追いかけます。
いや、「人」としてどう生きるかが大事なんだ…と。