全体観

皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。

また暑くなってきましたね…。まだまだ残暑が続きそうです。

さて私事となりますが、この夏3回ほどギックリ腰になってしまいました。

ご心配をおかけした方も多いかと思います。お陰様でもう良くなりました。

患部に湿布は貼りますが、我々素人はついつい痛い箇所を押したり揉んだりしちゃいますよね。

これ以前にも書いたんですが、整骨院さんに行くと患部はほとんど施術されないんです。

背中やお尻、足などの筋肉が引っ張り合って炎症を起こしていると。

つまり、体全体を見ないと原因がどこにあるか判断できず、また、体全体を見ることで適切な処置ができる、ということだと思います。(僕が勝手にそう思ってるだけかもしれないけど)

いや~これカッコいいですよね。そう、まさに僕が目指す支援ってこういうことなんです。

「知り合いの店がインスタを使ってアピールしてる。うちもインスタで集客したい。」

(僕はもうほとんどお受けてしてませんが)依然としてSNSに関する相談は多いです。

そこで、「よし!ではまずはアカウントを作りましょう!」

素直な支援者さんならそう進めるかもしれません。

そして、事業者さんもそれを望んでるかもしれません。

でも僕はそうはしません。

「インスタで集客したい」という課題が、まさに見えてる患部であって、そこに絡み合ってる他のことを見落とす可能性があるからです。

"商圏は商店街の近隣"

"顧客はシニアばかり"

"社内にスマホ・パソコンできる人がいない"

この状態でいくら患部をマッサージしても電流流しても、良くはならないって想像できますよね。

おそらくこの事業者さんの課題を解決する方法は別の手段になるはずです。

経営者の皆さんが、もっと売上をあげて会社を良くしたいと思うのは当然だと思います。

だからそれ故に、思い込みまでとはいきませんが、視点が近視眼的になってしまうこともあるのかなと思います。

ちょうどギックリ腰になって、腰が痛い腰が痛い、腰を揉んでくれ腰を冷やしてくれ、と思うのと同じように。(いや、ほんとにそうなんだわ)

だから僕は、常に全体観を見た上での視点を提供することを心がけています。

それは思いがけないことかもしれないし、もしかしたら知らないままでいた方がいいことかもしれません。

痩せれば絶対モテるんだ。ダイエットを頑張るぞ。

もしかしたらそう思っている時が幸せだったりするのかもねって。

問題はそこじゃな…、いや、無理せずギックリ腰には気を付けて。

長い目で見たら、時には見て見ぬふりをする。

それも全体観を見るからこそ為せる業か。