バスケ部ある夏の日
皆さんこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。
それにしても暑すぎる。朝起きたら汗ダラダラです。
僕が子供の頃はここまで暑くはなかったと思うので、スポーツ少年たちは本当に大変だと思います。
あの当時でさえ夏のバスケ部の練習は地獄だったのに…。
思えば高校のバスケ部、夏休みまでが一つの壁だったような記憶があります。
辞める人は夏休みまでに辞めちゃうってこと。
会社もそうかもしれません。数カ月で辞めてしまう新入社員もいるでしょう。
辞めはしないけど、仕事に見切りをつける。
夏休みまでの期間があれば十分なのかもしれません。
僕は高校のバスケ部は引退まで続けました。
正直、練習はキツく怒られてばかり、かといって大してモテるわけでもない(他に原因があったのかもしれないが…)
今だから言えることですが、高校1年の夏休みは練習をサボり気味になっていました。
「もう辞めようかな…」そんな毎日が続いていました。
では、何で続けられたか。
それは試合に出してもらえたから。
暑い夏の日の夕方、たまたま練習試合をやることになり、練習サボってたのに急に出ろと言われたことを覚えています。
顧問が何を考えていたかは今でも分かりません。
でも、その日を境に「続けよう」とマインドが変わったのは確かです。(バスケがしたいです…とは言わなかった)
もちろん、給料が上がったわけではありません。
休みが増えたわけでもありません(むしろ減ったわ)
その日僕に与えられたのは「責任」と「成果」のみです。
メンバーを代表して試合に出るという責任。
そして、今までの努力が報われたという成果。
やっぱり人がやる気になる本質はそういうところにあるんじゃないかなと思います。
仕事がつまらないと思っている新入社員。
→現場任せで、育成という名の放置をしていませんか?
なかなか数字があがらない営業員。
→今日も未達か…と毎日数字ばかり見せていませんか?
同じことばかりで退屈を感じている事務員。
→やってもらって当たり前だと思っていませんか?
もちろん給料をもらってる以上、会社に貢献してもらうのは当然です。
いつも僕がブログで書くような厳しさも必要です。
でも人間には感情があります。理屈だけでは動きません。
あの夏の日、僕は確かに意識が変わりました。
どんな仕事にも責任と成果はあります。それを示せているか。
「ありがとう」を伝えるだけでも十分だと思います。
思い返せば、バスケ部で引退まで一度も試合に出れなかったメンバーもいるわけだ。
当時は上手ければ試合に出て当然だと思っていたけど、彼らの支えのお陰で僕が試合に出れたわけだ。
あなたたちはかけがえのないメンバーです。
あなたたちのこのチームへの貢献は計り知れません。
裏方や補欠のメンバーに対しても、そう示せるチームがいつの時代もきっと強いんだろうな。