適正
皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間です。
様々な話題を提供してくれた万博も幕を閉じましたね。
僕は行けなかったのですが、行かれた方はいい思い出になったことと思います。
さて、最近はこの時世もあり厳しい話ばかりしているので、僕のことを嫌な奴だと思われている方もいるかもしれません。
まあ、あながち間違ってはいないかもしれませんが、僕は誰よりも経営者のことを理解し、伴走していくことをモットーとしています。
ですので、経営者の皆さんの気持ちはよく理解しているつもりです。
今日は何で経営者が不安になるのか。少し考えてみようと思います。
皆さん、年に一回健康診断を受けるという方も多いと思います。
性別、そして年齢が登録され、身長を測る。
もうその時点で分かってしまうのですよ。あなたの適正体重が。
そして出てきた数字からは目をそらす…。
そう、不安になる理由は、この適正値が分からないからなのではないかと思うのです。
新潟の国道沿いの飲食店。どのくらいの売上をあげればいいのか。
原価率に家賃、その他の固定費。果たして適正なのだろうか…?
市場が小さくなっているけど、本当に去年と同じ売上目標でいいのか…?
うちの営業員はこの規模で5名。多いのか少ないのか…?
このような不安を多かれ少なかれ経営者は抱えているのかなと思います。
で、どうアドバイスをするか。
色々あるけど黒字なら適正なんじゃない(笑)
は、お約束として、業種別の各種指標は調べれば分かります。
それはいわば肥満度のようなもので、もちろん大事なのですが、もっと本質的なことがあるような気がするのです。
何が適正かの直接的な答えではないですが、どうすれば不安を取り除けるか。
それは、自分の数字と向き合うこと。
「売上1億円」
”かつては3億の売上があったけど、市場が縮小したため、体制を変更した。今の体制でギリギリ黒字を実現できる売上だ。”
”今は自分1人で事業をやっている。今後どんどん従業員を増やし、新潟でこの分野No.1の会社になる。”
言ってしまえばこのどちらも適正になるわけです。
これって結構面倒で、もしかしたら向き合いたくないものかもしれません。
ですが、あなたが、そしてあなたの会社が続く限り向き合わなければならないのです。
少なくとも年に1回ヘコむことはなくなると思います。
まあ、これが適正だ、と思い込むことも大事かもしれないけどね。経営者なら。