より良くするもの
皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。
世の中はシルバーウィーク真っ只中だそうですが、全く時間が湧かないのは僕だけでしょうか…。
毎年9月以降はセミナーの依頼が増えます。(そうか、実感が湧かないのはそのせいだ)
最近の皆さんの興味は、やはり生成AIでしょうか。引き続きDXの文字も見かけます。
そのテーマを眺めるだけで、今何を知っておかなければならないかが分かったりしますね。
僕のところにもITシステム導入などのDX系の問い合わせは多くあります。
もちろんアプリ等を導入して生産性が向上する例が多いですが、残念ながら上手くいかないケースもあります。
魂が入ってない仏を何度も見てきました。
では上手くいく・いかないの分かれ目は何か。
「絶対にやり遂げるという熱意」
はもちろん大事なのですが、もっと本質的な理由があります。
それは、「ルールがあるかどうか」
例えば在庫管理を例に見てみます。
棚卸は決算時に1回やるだけ。普段は商品管理をしていない。
だからどこにどの商品があるか分からない…
それをDXで解決したい!いいアプリを紹介してください!!
何度この光景を見てきたことでしょうか。
今在庫管理のルールがないわけですので、うまくはいかないのです。
ですので、この会社がやるべきことはまず、管理のルールを作って、アナログでもいいので在庫管理を始めることなのです。
ITツールというのは手段です。それも、今あるものをより良くする手段と捉えてよいと思っています。
ですが、今ないけど良くしたい症候群の人があまりに多いのです…。
悪いわけではないですが、コスパ重視・タイパ重視の時代背景もあるのでしょうか。
まずはこの症候群から脱却し、結局は本質的なことを理解することが近道なわけなのです。
ってね、まあこういう話をするとセミナーの満足度は低くなるわけですよ。
もっと具体的なツールを知りたかったってね。
そうだなぁ、次のセミナーの内容は改めて考えるとするか。
まずは勉強しておくよ。
5分でわかる在庫管理システム動画で。