プライド

皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。

皆さま、「プライド」という言葉を聞いてどういう印象を持ちますか?

おそらくいい印象も悪い印象もあるのではないかと思います。

僕が経営コンサルティングの世界に入って、今年で16年目(たぶん)になります。

その中で、(特に若い頃は)色々な出来事がありました。

僕のお客さんは、自分の仕事に「プライド」を持って取り組んでいる経営者が主となります。

自ら相談依頼をしてくださるケースはごく稀で(いやそれを増やさねばならないのだが)、金融機関や支援機関の方に紹介されて来られる方がほとんどです。

中には僕らのような職業人を信用していない方もいらっしゃいます。

「俺たちは30年以上も俺たちのやり方でやってきたんだ。」

みなまで言わずとも分かります。

「突然来たお前に俺たちの何が分かるんだ―」

そんな心情を。

自分の仕事にはプライドを持っている。

けど、業績の悪化は外部環境のせい…?

コロナが悪い、震災が悪い。

政治が変わらなかったから、この失われた30年が生まれたんだ。

プライドってそういうものなのでしょうか―。

確かにバブル崩壊から経済成長が鈍ったのは事実でしょう。

でも、その中でも得てきた会社、得てきた人は大勢いるわけです。

この30年間に青春時代を過ごしてきた僕たちは、じゃあ何も得れなかったのか。

もちろんそんなことは無いわけです。

感情的になったわけではありませんが、先日思わず言ってしまいました。(俺もまだ若い)

「失われたのは30年じゃなくて、あなたのプライドなんじゃないですか…?」
(半沢直樹ならたぶん出向だな。でも視聴者は盛り上がる。)

また来ることはないな…。
ご紹介いただいた金融機関さんに申し訳ないと思いながらも、会社を後にしてきました。

失われた30余年中の15年で得てきたもの。

僕にも「プライド」はあるわけである。

それがいいものなのか、はたまた悪いものか。

次回はそんな話をしてこようか。