その1点
皆さんこんにちは。新潟の中小企業診断士/本間大輔です。
週末に大学入学・共通テストが実施されましたね。
僕も含め、このブログ読者の皆さんですと「センター試験」の方が馴染みがあるかもしれません。
そんな昔の事なんて覚えてないよという方も多いでしょう(笑)
ほとんどの方は何かしらの「テスト」を受けたことがあると思います。
方程式や英単語は忘れたかもしれませんが、親や先生からこう言われたことは覚えているのではないでしょうか。
「分からなくても何か書いてきなさい」と。
白紙で出せば0点ですが、何か書けば1点でも2点でももらえるかもしれない。
おそらくそれは皆さんの体にも染みついているのではないでしょうか。
少し前に新潟市でそこそこの雪が降りました。
大雪とまではいかなくとも、今日は仕事に行きたくないなぁのレベルだったかなと思います。
あるサロンのオーナーから僕に連絡がありました。
「明日〇〇イベントなんですが、この雪で人が集まらなくて…。本間さん暇でしょ?良かったら来ませんか?」
残念ながら予定があり僕は参加できなかったのですが、そのイベントは大盛況だったとのことです。
後日その話を聞いて、このサロンが予約の絶えない人気店だという理由が分かった気がします。
新潟で開業して3年が経ちました。その中でこんなことをしばしば耳にします。
「発信が苦手なんです…」「集客の仕方が分からないです…」
これは新潟人に限ったことかは分からないですが、概して「プロモーション」に対して苦手意識がある人を多くお見受けします。
それは仕方ないとしても、やはりその行動で大きく差が付くように思います。
そう、大学入試のように。
第一志望の大学の数学最後の問題。
おそらくこの問題以外での差はつかない。だからこの問題のデキに合否がかかっている!
だけど見たこともない難問だ。考え方の見当もつかない…
さあどうする。
とにかく頭をフル回転させ、今持っている知識を総動員して、何かしら書く努力をすると思うんです。
仮にそれが的外れだと分かっていても。第一志望に合格したいという強い願望のもと一心不乱に。
プロモーションに苦手意識のある人は、もしかしたら奇麗で美しい解答が必要だと思っているのかもしれません。
でも我々中小・小規模事業者に、そんな答えは導き出せないと思うんです。
だから今持っているリソースをフルに活用すること。
既存のお客さんに「来てください!」と直接連絡する。
SNSでも「来てください!」と何度も発信する。
難関大学の入試でも満点は必要ないと思うんです。
合否を分けるのは、そう、最後に書いた答案のその1点。
泥臭くても、カッコ悪くても。
とにかく何か書いてくる。絶対に白紙では出さないこと。
元受験生の皆さんなら、きっとできるはずですよね。