北風と太陽と名人伝
皆さまこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。
あっと言う間に5月です。新潟はようやく暖かくなってきました。
まだ夏服にとはいきませんが、少し薄着でGWはお出かけできるかもしれません。
さて、4月が新年度の皆さんは1か月が終わりました。
数字が全然上がってない!もっと頑張って営業してください!
うちの新人は覚えが悪くて…。この先が思いやられる…。
こんな声が上がってたりしませんでしょうか。
そして、よし5月からはもっと厳しくしよう、と。
確かに職場には色々な権限があり、その権限のもとで命令するのは組織のルールです。
でもどうでしょう。人間は感情で動くと言われています。
「もっと数字をあげれるように頑張りなさい!」
と言われて嬉しい人はあまりいないのではないでしょうか。
「北風と太陽」という話があります。
「北風と太陽の前に一人の旅人が通りかかり、旅人の服を脱がせたら勝ち、という勝負になった。
北風は、どんどん強い北風を当てるが旅人は服を脱ごうとしない。
次に太陽が旅人に日光を注ぐと、旅人は体が温かくなり、上着を脱いた。(勝負は太陽の勝ち)」
という童話です。
力で解決しようとするか、それとも自ら取り組ませようとするか。
少し厳しい言い方になりますが、力で解決しようとしているうちは、残念ながら2流だと思ってます。
1流の経営者・マネージャーであれば、メンバーが自発的に取り組めるように何をするか。
それを必死で考えるべきだと思います。
だからいつも言うように、そこに「戦略」がなければいけません。
数字を作ること。新人を育成すること。
そこに戦略はありますか?
さて、経営支援を仕事としている僕も、他人ごとではありません。
やはり人に動いてもらわないといけない局面は多いです。
太陽のように皆さんに自発的に動いてもらえるよう、日々おだてておりますよ笑
でも欲を言えば、中島敦の「名人伝」のように、
「弓を使わずに鳥を射落とす」ことができるようになって、超1流だと思ったりします。
うちの子は毎日スマホやゲームばかり!
まあそう言わずに、せっかくのGWです。外で楽しい思い出を一緒にいかがでしょう。
まだ僕は上着着ていくけどね。おじさんだから。