マイノリティ

皆さま新年あけましておめでとうございます。新潟の中小企業診断士/本間です。

僕の事業、そしてこのブログも2期目を迎えます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

※今週のみ年始のため水曜更新とさせていただきましたが、次週より火曜更新に戻ります

さて、本日のテーマはやはりこれでしょう。

皆さんもちろん見ましたよね?「箱根駅伝」

(あまり知られていませんが)僕の母校である青山学院は惜しくも3位。

それでも終盤の追い上げは王者の走りらしく感動的でしたね。

そんな青学の駅伝チームですが、昔から強かったかというと、全くそんなことはありません。

僕の在学中なんて、強い弱いの前に存在すら知られてなかった部でした。(お前に言われたくない)

それが原監督の就任後、数多くの苦労を経て今の地位があるわけです。

そう、もともと「マイノリティ(少数派)」だったのです。

僕が大学生の頃の箱根駅伝といえば、今年も優勝した駒澤、古豪の早稲田や中央、そして東洋、東海、順天堂など、だいたいおなじみの顔ぶれだったと記憶しております。

そこに風穴を開けたのが原監督率いる青学なわけです。

では何で青学がここまで強豪になれたかというと、それは「マイノリティ」であったことと、それを逆手に取ったからだと思います。

後発の弱者は強者と同じことをしていては勝てません。

原監督がどのようなことをされたかは、数多くの書籍に書かれてますのでここでは割愛しますが、そこには弱者ならではの戦略があったといえます。

みなさんもこの「マイノリティ」(もしくは「アウェイ」なんかとも言ったり)を経験したことがある方も多いと思います。

思い返せば僕の人生も常にマイノリティで過ごしてきたように思えます。

保育園は学年10人くらいの園。そこから小学校に行ったとき、もちろん少数派。

中学も2つの小学校からの進学なんだけど、僕らの小学校は少数派。

高校はみんな少数派だけど、隣町だったこともあり何となくアウェイ感。(そしてチャリで片道45分かけて通ってたのはオンリーワンだったに違いない)

大学は花形の文学部や国際政経学部ではなく、理工学部の時点で少数派。そしてキャンパスも青山ではない。(そして男しかいない、ある意味多数派笑)

アメリカの大学院に進学したのは学部からはおそらく僕一人。クラスでも日本人学生は僕一人。

勢いあまって30代で独立するのも少数派だし、ITとかキラキラした業種でなく経営支援をしているのもあまりいないでしょう。

ここまでくるとレアキャラ確定(笑)

もちろん何度も卑屈になりかけましたよ。「羨ましい…なんで俺だけ…」と。(いや、今でも思うわ)

でも常にその中で自分の生きる道を探ってきたから、今独立しても何となくやっていけており、そして経営者の皆さんにもそれなりのアドバイスができているのかなぁと思います。

ここで誤解しないでいただきたいことは、決してマイノリティだから勝てるわけではないということ。

そのうえで何をすべきかを考えて行動する、これが大事になってくるのかなと思います。

青学が勝てたのは、原監督がそれを植え付けたからなんじゃないかなと思います。

もしかしたら原監督も強豪校じゃなくて青学に来たからこそ、ここまで勝てるようになったのかもしれませんね。

中小企業に強豪校はあまりないかもしれません。

でも少数派には少数派の戦い方があります。

原監督と後輩たちが教えてくれたように、マイノリティだから出来ることを探してみるといいかもしれませんね。

母校の後輩たちに感動するのはいいのですが、おじさん達も黙っているわけにはいきません。

みんなが繋いだフレッシュグリーンの襷、勝手に受け取らせていただいたぞ。

今年も新潟の中小企業のために駆け抜けますよ。

駅伝チームの皆さんは、残りの学生生活や新社会人生活を存分に謳歌してください。

やはり羨ましい…

今年もどうぞよろしくお願いいたします。