正解
皆さんこんにちは、新潟の中小企業診断士/本間です。
ブログやSNSでの情報発信を本格的に始めたのは今年からですので、今10カ月目ですね。
「ブログ読みました!」や「twitterフォローしてます!」と、ありがたい言葉をいただくことが増えました。
恥ずかしいけど自分で事業を行うということはこういうことなんだと、何となく分かってきました。恥ずかしいけど(笑)
お陰でというわけではないですが、SNSでの情報発信に関する相談も多いです。
「こんなこと発信していいのかな?」「間違ってたらどうしよう…」
そして、「どうすればフォロワーが増えますか?」
以前にも書きましたが、やはり「正解」を求める人が多いのかなと思います。
今日も昔話を。
何を血迷ったのか笑、「アメリカの大学院に行く!」と宣言してケンタッキー州に渡った2006年夏。
友達もいなくて右も左も分からない中、ホームシックと戦いながらひたすら課題と向き合う日々が続いていました。
アメリカの大学は厳しいんだ! とにかくいい成績をとって卒業しなきゃいけない!
その思いでただひたすらに教科書を読む、本を読む。
日本で良しとされている勉強を必死にアメリカでも続けていました。
そんな時、一人の教授が僕にこう声をかけました。
「君がいくら本を読んで知識をつけようとも、コンピューターには敵わないよ。
それと僕は、君に本や教科書から「正解」を探してほしくはないんだ。そもそもそこに「正解」は書いてないからね。」(もちろん英語でね笑)
僕にとっては衝撃でした。今でも鮮明に覚えております。
そしてこの出来事は、今となっても僕の支えとなっております。
僕が渡米する数年前に同時多発テロがありました、そして帰国直後にリーマンショックが世界経済に大打撃を与えます。
その後、2011年に東日本大震災が起こり、今は新型コロナウイルスが猛威をふるっているのはご存じの通りです。
この状況を予想できた人がいるでしょうか?
つまり、全く先の見えない世の中、今日良しとされていることが明日には使えなくなることもあり得るのです。
そんな中で、今日の「正解」にこだわっていてはやはり良い結果はでないのではないかと思います。
では何が必要か。
いつも言いますが「自分の頭で考えること」。
知識はあくまで手段、この時代を生き抜くために何が必要で何をしなければならないかを考え抜く。
さらに加えると、経営者なら自分の選んだ道を無理やりにでも「正解」とするくらいの覚悟と実行力が求められるのではないでしょうか。
実はこのエピソード、過去にも書いたことがある内容のリライトとなります。
僕は普段から経営の原理原則を大切にしています。
矛盾するかもですが、いつの時代もその本質は変わらないと。
そう信じて、30代最後の1年を過ごしていければと思います。
と、今日が誕生日であることの匂わせ投稿から39歳を始めます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。